現在シーズン6まで視聴している「ゲーム・オブ・スローンズ」ですが、見ているうちに「この台詞よく聞く気がするな~」というのが増えてきました。
そこで、いくつかの台詞をピックアップして、考察していきます。
・あくまで「なんとなく」であり実際の統計は取っていません
・S6途中までのネタバレを含む可能性があります
腹の探り合いにおいて
ゲームオブスローンズでは一人ひとりがそれぞれの意志や野望を抱いて行動しています。そこでよく言うのが"What do you want?”(あなたの望みは?)です。答えによっては敵か味方かをはっきりさせることができます。さらに、お互いの望みや利害が一致すれば行動を共にすることができる。最終目標が同じではなくても、踏み台として相手を利用するかどうかを決める重要な問いかけでもありますね。
シーズン5あたりからはキングスランディングがほぼ崩壊、というかハイスパローとの内戦状態にあり、主要なキャラはほとんど王都の外にいるためこの台詞はあまり耳にしなくなった気がする。逆に、ネッド・スタークが王の手だった頃(S1)や、ティリオンが王の手だった頃(S4あたり?)は策略が渦巻いて、リトルフィンガーやヴァリスがよく"What do you want?”を口にして相手の腹を探っていました。
この台詞を聞いて思うのは「みんなそれぞれ意志を持っていて素晴らしい」ということ。裏を返せば、私自身はこんなに強い願いや意志をもっているだろうか…ということ。もっと真面目に生きないとせっかくの命がもったいないかもしれないなぁと自省が始まってしまうほど、考えさせられる台詞です。
相手を褒め称える
訳をつい女性言葉にしてしまいました。サムがジリを救出した場面を思い出したからかな。"You are so brave."あなたはとても勇敢。「勇敢」自体が誉め言葉みたいな感じですかね。 実際、サムがジリを救出した(最初はサムひとりだけの力じゃないけども)ときは命を投げ出す勢いですもんね。サムはナイツウォッチだから女性をかくまうこと自体が大変だし、南下して壁に逃げる途中ではホワイトウォーカーにも立ち向かっています。命がけで誰かを守る、という局面はこのドラマにおいてとても多いです。そのたびに人は勇敢さを褒め称え、感動するんですね。
人の上に人の図式
立場が上の人に命令されたときの返事。"Yes, my lord."相手が女性の場合は"Yes, my lady." 直訳すると「はい、私の殿下」ですが、私はあなたに従う立場のものです、と認めていることを表す言葉でもあります。「ゲーム・オブ・スローンズ」の意味である「王位争奪戦」においては立場がたびたび入れ替わり、昨日は自分のほうが上だったのに今日は相手が上、ということもよくある話。そこで早速この台詞を言わされたりするのが面白いところですね。
次点
最初の頃によくあったのが”bastard(落とし子)"ですかね。ジョン・スノウがよくこの言葉で貶められていましたが、ジョンがスターク家から離れ、ナイツウォッチの総帥に成りあがってからはあまり耳にしなくなりました。落とし子といえばボルトン家のラムジーもそうですが、狂犬かつサイコパスなラムジーに向かってそんな言葉を口にするbraveな人物は居ません。何されるかわかったもんじゃないですよ。
というわけで、ゲームオブスローンズでよく聞く気がする台詞集でした。
🔱シーズン6🔱
▷ やっと見た「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン6
🔱シーズン7🔱
▷ 第1話「ドラゴンストーン」
▷ 第2話「嵐の申し子」
▷ 第3話「女王の正義」
▷ 第4話「戦利品」
▷ 第5話「東の物見城」
▷ 第6話「“壁”の向こう」
▷ 第7話「ドラゴンと狼」
🔱シーズン8(最終章)🔱
▷ 第1話「ウィンターフェル」
▷ 第2話「七王国の騎士」
▷ 第3話「長き夜」
▷ 第4話「最後のスターク家」
▷ 第5話「鐘」
▷ 第6話「鉄の玉座」
🔱コラム🔱
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