待ちに待った「シリコンバレー」シーズン5が、Amazonプライムで配信開始となりました! わっしょいわっしょい!
シーズン5 第1話を見た感想を早速書いていきます。
- 新しいオフィス
- 雇用者の選考
- スライスラインのダンカン
- リチャードのハッタリ
- チアン・ヤンの企み
- ボックス・ツー
- すげ替えにはお金がかかる
- リチャードの逆襲
- ローリーとモニカも健在
- リチャードのあがり症
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新しいオフィス
リチャードが借りた新しいオフィスにパイド・パイパー社の4人がやってきます。
うぅ…わかってはいたけどアーリックがいないと寂しいですね。というか、シーズン4の最後がどうなったかすっかり忘れています。アーリックが中国の奥地?に置き去りにされて退場したのは覚えてるのですが、パイド・パイパー社はどうなったんでしたっけ。データを飛ばさないようにみんなで奮闘していた気が。でも、新しいオフィスを借りてプログラマーを16人も(!)雇おうとしているのを見ると、前シーズンは成功して終わったのかな。あとで見直してみようっと。
リチャードが格安で借りたという最初の物件には窓がなく、白い壁、白い床。ジャミロクワイのPVにも使われそうです。ディネイシュが「CIAの取調室みたい」と率直な感想を漏らし、ギルフォイルが「あっちのほうがまだましだ。条約で守られてるからな」と答えるのが名コンビ健在という感じで嬉しかったです。この二人、いつも喧嘩の種が絶えないほど気が合いますよね。
雇用者の選考
結局、もっと賃料が高くて素晴らしく広いオフィスを借りなおしたパイド・パイパー社。雇用する技術者を選考しますが難航しています。この1ヶ月で雇ったのは3人だけ。その3名の技術者を「見たまえ。駿馬のようだ」と満足気に眺めるギルフォイルとディネイシュ。立ち上がってわざわざ腕を組み、薄く「ファーーー」と格調高いBGMが流れます。わりと広いオフィスに技術者が3人だけって、パイド・パイパー社らしいですけどね。会議室からガラス越しに腕を組んで眺めるのはリチャード曰く「金持ちのフリ」だそうです。お金持ちの馬主みたいなイメージかな。そういえば前にフーリー社を乗っ取っていたおじさん(名前失念)も馬主でしたよね。
CEOはパーティばかりでお気楽でいいよな、とギル&ディネに嫌味を言われるリチャード。そこへジャレッドがパーティ用のタキシードを持ってきます。「ミントの香り」つきだそうです。本当にいつもご機嫌で甲斐甲斐しくてパートナーにしたい男性ナンバーワンですよね、ジャレッド。「プリティウーマンのリチャードギアみたいに素敵な出会いがあるかも♪」とズレたところで嬉しそうなのもまたポイント高いです。ジャレッドが一番好きな映画でしたっけ。プリティウーマン。シンデレラストーリーが好きそうだよなぁ。
結局誰を雇うかは決まらず、残っているひとりは「ダサいピザのアプリをつくっているダンカン」だそうです。
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スライスラインのダンカン
「技術革新の殿堂」パーティでスピーチをするギャビン。世界中を旅して、アーリックを途中で置いて、その後フーリー社に戻ったんでしたっけ? こうやって話しているということはそうなんでしょうね。
パーティでダンカンと会うリチャード。雇用リスト選考に残っている「ダサいピザのアプリ」をつくった人ですね。「最安のピザを最速で届ける神アプリ」だそうです。アプリの名前は「スライスライン」で、ダンカンは自分のアプリ開発に集中するためにパイド・パイパー社への応募を取り消したいと言います。このあたり、シリコンバレーという地域柄特有の感じが出てますよね。ただの勤め人や技術者ではなくて、それぞれが自分の会社の社長になり得るという雰囲気。パイド・パイパー社もギルフォイルやディネイシュが自分のアプリや技術を生かした会社をいつ立ち上げてもおかしくないですもんね。まぁ、ジャレッドはリチャードにどこまでもついてきてくれてサポートするのかな。シーズン4みたいにリチャードが非人道的行為をしないかぎりは、ですけどね。
パーティでリチャードに声をかけてきた二人目は、ギャビン。パイド・パイパー社に応募中の開発者63人をすべてフーリー社が雇ったと告げます。ギャビン、前シーズンではいい人になりかけてたけどやっぱりこうきますか。悪役としてかき回す役が他にいないから仕方ないんですが、もう何度も対決したり、勝敗をわけたり、時には手を組んで味方になったりしてきたので「またここからか~」と思っちゃいますね。進んだようで進んでいない。だけど進んでしまったら終わってしまうのでドラマファンとしては複雑です。
リチャードのハッタリ
応募者全員をフーリー社に雇われてしまったパイド・パイパー社は作戦会議。こうなったのもリーダーシップが足りないせいだとギル&ディネからリチャードが責められます。しかし俺たちはこうして素晴らしい者たちを雇った。ああ、駿馬のようだ。とまたBGMがファ~~♪ です。リチャードは「立たなくていいから早く座って」と一瞥もくれず。
ジャレッドが経営困難で風前の灯火となっているオプティモジ社の名前を挙げ、そこを社員ごと買収して多すぎるぶんはリストラすればいいと提案。30人の会社に対して雇うのは12人。半分以上もリストラしないといけないわけですね。
リチャードとジャレッドは早速、近所のカフェでオプティモジ社のキラに買収を持ちかけます。リチャードは「この町には優秀なコーダーがたくさんいるから」と余裕を見せますが、そこへ偶然現れたのがダンカン。フーリー社が応募者全員を横取りし、パイド・パイパー社への応募者は現在ゼロというのをばらしてしまいます。ダンカンの話でリチャードの嘘に気付いたキラは「30人全員雇わないならこの話はナシ」と怒ってしまいます。
チアン・ヤンの企み
インキュベートハウスに戻ったギルフォイルとディネイシュ、部屋に見知らぬ中国人が寝ているのに驚いてチアン・ヤンを問い詰めます。シーズン4で焼けたプールサイドのパラパ、まだ骨組みバラしてなかったんですね。あぁ、アーリックが懐かしい。
チアン・ヤンは昼間はパイド・パイパー社の面々がいないから、そのあいだを有効活用して中国人に使わせてると説明。アーリックに嫌がらせするため、君達もアーリックの一味だろう、と全く悪びれません。うぅ、チアン・ヤン嫌いです。無表情すぎてまったく可愛げがないんだもん。アーリックが居ないぶん、これからチアン・ヤンがのさばるかと思うとつらい。
別の日、パイドパイパー社の専属弁護士ロンのところへ相談しに行くチアン・ヤン。アーリックからの手紙を「チアン・ヤンに家の所有権を譲る遺言書」だと見せています。チアン・ヤンとロンは初対面なんですね。ロンがいつもよりゆーっくり喋っていました。英語が聞き取れるように、でしょうね。この手紙では遺言書というには有効ではない。行方不明中のアーリックが本当にしんだという証拠があればまた別だけど、と。
「これから手に入れます」とチアン・ヤンは帰るまえに事務所を無駄にうろうろしていました。また勝手に喫煙してそう。チアン・ヤン、無表情すぎてほんと不気味です。明らかにインキュベートハウスを乗っ取ろうとしてますよね。アーリックに変わるような誰か…あ、いた。ビッグヘッドでいいじゃん! ビッグヘッドにインキュベートハウス管理してもらおうよ。話が微妙に通じないという点でチアン・ヤンとも対決できるかもしれない。
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ボックス・ツー
フーリー社。リチャードから横取りしたエンジニア63人にスピーチするギャビン。君たちはこれを開発してもらう、と「BOX2(ボックス・ツー)」の映像を見せます。うっ…BOXってそもそもなんでしたっけ。あらゆるデータをバックアップとか、そんなんでしたっけ…? え、それって外付けハードディスクとは違うの。2てことは1はもうリリースされたんでしたっけか。いかん、ほとんど全部忘れています。
BOX2に魅力を感じないエンジニア達、がっかりしてみんな去ってしまいました。
一方、オプティモジ社の買収をダンカンに横取りされたリチャードがスライスライン社に乗り込みます。怒ったリチャードは置いてあったピザを全部お持ち帰り。窃盗罪とかになりませんかね。ジャレッドが心配しちゃわないかな。数えてみたら12枚ほどあるみたい。手足の長いリチャードが持っても大きいんだから、アメリカのピザって日本のより相当大きそうですよね。
フーリー社ではギャビンが前の秘書などを雇いなおした模様。おなじみのメンバーですね。そこで知らされたのは、BOX2の事前予約数が予想以上に伸びているということです。今まで出した製品のなかでも過去最高の利益。うーん、なんでだろう? ギャビンが戻ってきたことでイメージアップしたのかな。謎ですね。
すげ替えにはお金がかかる
インキュベートハウスで、リチャードがスライスライン社から持ち帰ったピザを食べる3人。ピザ自体は「ドミノ・ピザ」のものだとギルフォイルが指摘します。「ほんとだ」と言いつつ「うちではピザを食べさせてもらえなかったけど」と付け加えて場を凍らせるジャレッド。みんないたたまれなくなってますよ! ジャレッドのこういうところおばあちゃんぽくて可愛い。
そこへ現れたチアン・ヤン。移し替えには金がかかる、とアーリックの死体すげ替え作戦が難航していることを力説。それには深く突っ込まないパイド・パイパー、しっかりして。チアン・ヤンには負けないで。アーリックが残したインキュベートハウスを守ってほしいですよ。本当。
しかしその話によりスライスライン社の弱点に気がついたリチャード。「ドミノ・ピザ:10ドル」と「スライスライン」9ドル」のピザ価格に1ドルの差があることに目を付けます。
リチャードの逆襲
スライスラインに乗り込んだことを謝る体でキラとダンカンを呼び出したリチャード。謝罪しつつ、スライスラインでピザを500枚注文したと告げます。
「仲直りのプレゼント」かと誤解するスライスライン。「そんなことまでしなくていいのに」と嬉しそう。ここでヤバさに気付かない時点で、リチャードとの頭脳の差が明確です。1枚注文が入るたびに5ドルの損失が出ているスライスライン社、一気に500枚も注文されたら破産です。最初は赤字だけど開発を続けていくうちに黒字に切り替えようと考えていたダンカン、リチャードからヤバさを説明されて青ざめます。また、キラは注文のたびに損失が出ることを知らされていなかったのでヤバさ倍増。元々社員をかかえているから尚更ですよね。
赤字が出るほどピザを注文してスライスライン社の価値を下げ、安く買収するのがリチャードの目的です。「じゃあ君のアカウントを削除すればいい」と余裕をみせるダンカンに「偽のボットネットを何千人も潜り込ませた。本物のアカウントを見つける頃には大赤字だ」と容赦しないリチャード。そして立ち上がり、離れた席にいる「駿馬」たちを「才能あふれる3人だ」とファ~♪ のBGM付きで眺めます。もちろん、腕組みも忘れません。このカタルシス!
自分の貯金をはたいてまで、ピザを何枚も注文するという一見バカバカしい方法で、しかし確実に追い詰めていくのがたまりませんね。笑いもあるし。ほんと最高です。
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ローリーとモニカも健在
モニカの会社に来たリチャード、結局ピザに1万9千ドルも使ったことを指摘されます。スライスライン社を買収すると50人も抱え込むので、資金繰りを心配するモニカ。50人て。当初予定の12人からずいぶんと増えましたね。こうしてむちゃくちゃになっていくのが「シリコンバレー」の醍醐味でもありますけど。
モニカは、流石にローリーには説明しきれないと及び腰。ローリーはいま臨月で、出産まで1日も休まない女だそうです。ローリーもまた謎ですよね。いきなりお腹が大きくなって登場したときも周りが驚いているのに「妊娠、確かにしてるけどもそれがなにか」という極めて冷静なテンションでしたよね。ローリー、面白くて好きです。
姿を現したローリー、なんとお腹がぺったんこになっていました。「今朝誘発分娩したの」と普通に歩いてくるタフさ。スライスライン社を買収する話を「モニカが責任を取るのなら」とあっさり承認。モニカを信用しているのが伝わってきますね。まぁ、モニカもさすがに50人雇うのはないわー、と思ってただけにあっさり承認されて逆に焦ってますけども。
「承認おめでとう」と去るローリーに「あなたも、おめでとうございます」とリチャード。しかしローリー、「何が?」と顔をしかめます。仕事場で関係ない話は断じてしない感じが清々しい。変人だけど。意外とローリー、家庭ではかなりきちんとした母親をしているんじゃないかなと思っちゃいます。有能ですから。
リチャードのあがり症
パイド・パイパー社のオフィスに出社すると、人がギュウギュウになっていました。最初に雇った3人と、新たに買収した会社の50人を合わせて53人。せいぜいパソコン20台ぶんくらいしか作業スペースがなさそうなフロアですが、立食パーティー会場みたいになってます。
ジャレッドが「代表として挨拶を」とリチャードに駆け寄ります。
あがり症のリチャード、「みんなと働けてうれしい」「男性もいっぱいいるし女性もいっぱいいる」「これだけは覚えておいてほしい…オフィスは清潔に」など生唾をのみまくりながら言葉を探し、ついには限界を迎えて自分のデスクのごみ箱へ。
皆から隠れてこっそり戻したはずが、経費削減でデスクの前板がはずれていました。代表としての威厳台無し。でも、これこそリチャードですね。全員がリチャードの失態を見守るハメになっていたところでエピソード1は終わりです。
やっぱりシリコンバレーは面白い!大好き。個人的には前までの話をいかんせん忘れすぎているので、ちょっと見直してみようかと思いました。
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