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「ブレイキング・バッド」S3 #7~9感想。ハンクの愛しさと切なさと心強さと

この記事はブレイキング・バッドシーズン3第7話から9話までのネタバレを含んでいます。

(▼前回までの感想はこちら)
「ブレイキング・バッド」S3 #4~6感想。男の役目って… - 感想ブログ

ハンク最強伝説

前回の感想でトゥコの従兄弟がつまらないから決着はよ…と書いたんですが、早速ドンパチ。あのめっちゃ強そうな二人にはさすがのハンクもやられてしまうのか…と危惧しましたが、銃無しなのにハンクめちゃつよ。その前にジェシーを殴ってたときも、ちょっと待ってこのまま廃人にしちゃうんじゃないのってくらいの腕っぷしでしたもんね。

ハンクのメンタルがおかしくなってたのはトゥコを撃った後からだったんですね。あれがハンクにとって初めての殺人だったのでしょうか。トゥコの従兄弟に半殺しにされちゃう前にそのことを妻マリ―に言えてよかったけど、歩けるようになるのも時間がかかるほどの重傷って、切ないなー。

ハンクが襲われた7話のサブタイトルは"One Minute"。襲撃の1分前にハンクが受けた謎の電話のことですね。その警告の黒幕はポジョスで、麻薬カルテルがDEAを襲ったというのを派手にすることで自分の利益を上げるというやり手っぷりでした。それを見抜いたウォルターがポジョスと会談するシーンが良かったです。頭脳戦って感じで。

 

愛されだめんずジェシー

7話の冒頭でハンクにボコボコに殴られたジェシー。左目が腫れあがる姿はシーズン1の最初の頃を彷彿とさせますね。偽の電話をかけさせたウォルターのことを憎み、ハンクにも報復してやる、と告訴する気満々でしたが「助手ではなくパートナーとして一緒にやらないか」とウォルターに懐柔され、ハンクが半殺しにされたことも知り、なんというか悪運が強い。ジェシーはなんか素直だから好きです。mixi全盛期だったらジェシー・ピンクマンが好き」というコミュに入っちゃうくらいには好感を持っています。腫れあがった顔で「あんたの義弟を地の果てまで追いかけてやる」とウォルターにすごんでいるときもなんかマイナスイオンを感じるほどでした。全然怖くない。あとネチネチしてないのがいいですね。新しいラボに来てはしゃいだり、ウォルターにハンクのことをいち早く知らせたり。ウォルターを苦しめたいと思ってたらハンクのことを知っても黙っていそうなものだけど、単純なところが憎めません。

まぁ単純ゆえに「こんなに搾取されてこき使われてるのはおかしい」とまた余計なことしでかしてますけど…。ポジョスにボコボコにされないことを祈りたい。

 

強かな女・スカイラー 

ハンクが襲撃されたのはウォルターが関係していると踏んだスカイラーは「ハンクにかかる莫大なリハビリ代を出す」と妹マリーに申し出ます。問題はそんなお金がどこにあるかということ。見たところ決して裕福とは言えないスカイラー達です。しかしスカイラーは「お金はたくさんあるの。なぜならウォルターがギャンブル狂になってしまったから」と嘘を付きます。嘘を付くときには真実を混ぜるのがコツだそうですが、これもまさに。お金があるのは本当。離婚に至ったことも、ジュニアに離婚の理由を知らせたくないのも真実。ただ1点だけを除けば思い当たることが多く、マリーはあっさりとそれを信じ込んでしまいました。

スカイラーの不倫相手が家に来るという場面もありましたが、それどころではないスカイラーはあっさりと突っぱねます。元々現実逃避としての浮気でしたから、義弟が重体で妹の支えにならなくてはならない、という非現実的なことが起こっている状況では浮気相手の出る幕はないってことですかね。

そのお金の出どころがブルー・メスだとわかってしまったらハンクがさらに苦しむだろうな…と見てるこちらとしては考えてしまいますね。

 

▼ハンク関連のグッズはこれしか見つからなかった…

ブロマイド写真★海外ドラマ『ブレイキング・バッド』/キャスト6人

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